こんにちは。小門造船です。
皆さん、ご存知かとは思いますが、職場でのコミュニケーションの基本として、よく「ホウ・レン・ソウ」ということが言われますね。「報告」「連絡」「相談」の略です。
今、その「ホウレンソウ」に対して、上司・先輩が「オ・ヒ・タ・シ」で応じることが理想のビジネスマナーとなってきているのだそうです。
「オ」=怒らない。(「怒る=感情に身を任せる」行為はNG)
「ヒ」=否定しない。(イエス・バット法)
「タ」=助ける。(困りごとがあれば)
「シ」=指示する。(まずは自発的に行動させた上で、適切な指示を出す)
の頭文字です。
ただし、怒らないといっても、ルールを無視したやり方や不安全行動だった場合などは、程度に合わせて怒るべき。大切なのは失敗の報告でも、頭ごなしに怒ったり説教したりせず、次の対策を考えて指示を出すこと、なのだそうです。
そもそも、「ホウレンソウ」とは、上司・後輩・先輩・新人間で「垣根なく情報が行き来できる風通しの良い職場環境を作ろう」ということが本来の意味で、決して部下への情報共有を強要したり、義務付けるものではなかったといいます。
さらに、この「オヒタシ」に加え、「チン・ゲン・サイ」という新たな心得も生まれています。
それは、
「チン」=沈黙する。
「ゲン」=限界まで言わない。
「サイ」=最後まで我慢する。
これは、仕事をする上でもっともしてはいけない3原則なのだそうです。責任を持って仕事をすることは大事ですが、コミュニケーション不足に陥って、ひとりで悩んでいては、辛い苦しいばかりだけではなく、業務も非効率化してしまいます。
全員で協力して「ホウレンソウ」の「オヒタシ」を上手に作り上げ、孤独な「チンゲンサイ」にならないよう、健やかな職場環境作りを心掛けたいですね。
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