代表挨拶Message from management

舟大工としての誇りを胸に

当社の歴史は、大正3年(1914年)に創始者の松浦末蔵が広島県蒲刈島より移住し、山口県下関市の小門（オド）海峡入り口にて松浦造船所として事業を開始したことに始まります。
その後、第2次世界大戦下の昭和18年（1943年）、日本政府主導の下、松浦造船所を主体として造船関連を含む7社が企業合同することとなりました。企業合同した会社の中には異業種も含まれており、小門造船“鉄工”株式会社が設立されました。

100年以上にわたり事業を継続することができましたのは、お客様をはじめ、共に働いて頂いてきた社員、協力会社の皆さん、そしてその家族の皆さんに支えられてきたおかげであると考えます。これまでお会いすることができた全ての方々に、心より御礼申し上げます。

さて、昨今の目まぐるしく変化していく経済情勢の中で、当社もまたどのように舵取りをしていくかの岐路に立たされております。
海に囲まれた日本。その中にあって当社は船を通じて、人と人、人とモノ、文化と文化を繋げる大きな役割を担っていきたい。時代の流れと共に、大きく技術革新がされていく中、私たちは、舟大工として、海に携わる人たちの“安心”と“安全”を守るため、常に新しい技術に挑戦し、徹底した品質管理にこだわり続け、その志を継承してまいりたいと強く願います。

そして、2023年3月1日、わたしたちは今後も船と共に事業を全うすべく、その強い意味を込めて、「新生」

“WE ARE SHIPBUILDER”

株式会社小門造船として再スタートを切ることに致しました。

これからも、伝統を守りつつも決してそこにとどまること無く、変革と挑戦を繰り返しながら未来に突き進んでいく、そんな小門造船として努力して参ります。
そして、このご縁を通じて出会う、全ての方々の「幸せな笑顔」を共に造っていければと考えます。
今後とも、株式会社小門造船を何卒宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 松浦 寛